HTMLについて
HTMLHTMLとはウェブ上の文章を記述するためのマークアップ言語で、HyperText Markup Languageの頭文字をとった略称。ウェブページを構成する言語であり、W3Cによって標準化されている。W3Cは、XMLベースの規格であるXHTMLの勧告も行っている。また、HTML 5と呼ばれる規格が現在策定中であり、草案が公開されている。W3Cによる定義原文To publish information for global distribution, one needs a universally understood language, a kind of publishing mother tongue that all computers may potentially understand. The publishing language used by the World Wide Web is HTML (from HyperText Markup Language).HTML 4.01 Specification 2.2 What is HTML?:日本語訳地球規模での配信を目的に情報を公開するためには、全てのコンピュータが潜在的に理解可能であるような出版用母語の一種である、世界中で理解される言語が必要となる。World Wide Webで使われる出版言語は、HTML (HyperText Markup Languageの略)である。HTML 4.01 仕様書邦訳 2.2 HTMLとは何か?:歴史1991年、Tim Berners-LeeがWWWを開発した際に、最初のHTMLが誕生した。1994年10月、現在HTMLの標準化を主導しているW3C、The World Wide Web Consortiumが誕生。1995年11月、それまで使われていたHTMLの要素を集め、IETF HTML Working GroupによりHTML 2.0(RFC 1866)が公表。後にフォーム、表、イメージマップなどの要素が登場。1997年1月、HTML 2.0との後方互換性を維持しつつ、破棄されたHTML 3.0やHTML+を参考に、HTML 3.2が勧告。W3C初のHTML勧告となった。この時点で、アクセシビリティや国際化、スタイルシートによるデザインを考えた次のバージョンのHTMLがすでに予告されている。これと時を同じくして、HTML2.0をベースにした、HTML 2.x(RFC 2070,HTML i18nとも呼ばれる)が発行。日本語が扱える最初のHTMLであった。この規格はRFC2854によって破棄されている。1997年12月、HTML 3.2で予告されていたことを含め、W3CがHTML 4.0を勧告。後の1998年4月に改訂版が出ている。1999年12月、HTML4.0に修正を加えたHTML 4.01が勧告。2007年3月、HTML Working Groupが再発足。W3CによるHTML 5の着手がなされる。ISO-HTMLHTML 4.0 Strictのサブセットとして、通称ISO-HTMLがISO/IEC 15445:2000として規格化されている。JISからはJIS X 4156:2000 ハイパテキストマーク付け言語(HTML)が発行されており、ISO-HTMLと等価である。
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